臨床例
足裏の腫瘍の手術後
2018/08/20
足裏の腫瘍の手術後
陸上部の大学生の患者さんなのですが「足裏の腫瘍を手術で取ってから傷跡が痛くて走れない!」との事。
もうオペ後8ヶ月も経つのに、未だに痛いのだそうです。
→こういった事は、よくあります。(こうなると、おそらくもう自然治癒する事は無いと思われます。)
「また走れるようになりたい!」との事なのですが、こういうのは治療家として燃えますね!
(何とかして差し上げたい!!)癒着の施術こそ、正に当院の鍼治療の出番です。
直接、癒着した結合組織に対して施術するので、どんな人でもほぼ確実に効果が期待できます。
ただここで2つばかり工夫をしました。
足裏は感覚受容器が沢山あるので(一見、鈍そうに見えますがそれは足裏の「皮」がブ厚いので、そう感じるだけです。)
実はここに鍼を打つと、かなり痛いです。(もっと痛いのは”手の平”ですが。)
ですので、今回は足の「甲側」から鍼を入れていき、足底部の癒着を剥がす事に致しました。
裏側から行うと、痛みが全然、違いますので。
それと併用して使うと良いのが「棒灸」です。
組織の癒着はがしに、このコンビネーションは最強ではないかと思います。(あと追加するとしたら”超音波”ですかね。)